2015年05月31日

「アルジャーノンに花束を」 キス‥編

「アルジャーノンに花束を」第8話...


予定だと、早いものであと2回の放送でフィナーレを迎えるわけですか。前回ラストの、まさかの(?)告白から、今話冒頭のベッドシーン。そして同棲へと‥‥咲人と遥香の“急接近”ぶりが、何やらそれを如実に物語っているようであります(笑)

そんな時間のないお二人に、突如として訪れた危機。ALGがもたらす“副作用”の兆候‥‥。『さぁ咲人の命運はどうなる!?』といった、今まさに緊迫な展開をみせているのでありますが、原作を知っている方なら今後のある程度の道筋は、見えてくるのでしょうね。知らない筆者は、本当もう気が気じゃないですよ^^;


無知な私が8話で一目を置いたのは、アツアツな遥香が口にした、こちらのセリフ...


『キスは上手ね』


自分も男です。不覚にも若干興奮してしまいました(苦笑)。そっか、天才は料理下手でも、キスはうまいのか‥‥。どうりで!そんなこと今まで一度も言われたことないもんなぁ。天才ではないのだから仕方ない。諦めよう。‥でもやっぱり一度くらい、言われてみたい。できたら栗山千明さんのようなお方から、私も(笑)


‥妄想はこれくらいにしておき、今回ピックアップしてみるのは、ズバリ 「キス」です。振り返ってみれば、様々なキスのカタチを目撃してまいりました。しかし、そこは単なるキスで終わらせてしまわないところが、野島ドラマ‥「野島流」なのであります。筆者が独断と偏見で選んだ、特に印象に残ったキスシーンを、いささかマニアックな視点をお届けしたいと思います。

続きを読む


posted by はむ at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 野島的雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月17日

「アルジャーノンに花束を」 動物編

「アルジャーノンに花束を」 第6話...


当話は、咲人も、咲人を取り囲む研究所やドリームフラワーサービスの人、そして‥‥咲人演ずる山下さんのファン。けっきょく“博士以外”のすべての人たちにとって、見ているのが幾分辛い回とも、なってしまったのではないでしょうか。


数年ぶりとなる再会をはたしても、まったく“歓迎”しなかった実の母親。高い知能を手にしたがゆえに、それの代償ともいうべく以前自らが置かれていた境遇も知って苦悩する咲人は、ますます孤立を深めていきました。『孤独が天才を連れてくる』だなんて、博士からの迷言(?)も飛び出ましたけれど、“お利口”になって喜んでいるのは、今のところ本当に彼だけのように思えてきてしまいます。


クライマックスの絶望の中で咲人が言い放った 『アルジャーノン、僕の友達は君だけだ』 このセリフを受けて、まっさきに連想をしたのが人間・失格という作品。自他ともに認める野島マニアです(笑)

当作品では影山留加(堂本光一)がハツカネズミを『親友』と呼んでいました。当然咲人とは背景が異なるのですけど、留加も非常にインドアな少年で友達も少なく、その点においては“現在地”の彼と一緒なのかもしれません。

そうそう。体毛はアルジャーノンと同じ“白”でしたよね。ちなみにドラマでは『親友』としか呼んでいなかったのですが、小説版でそのハツカネズミは留加に、『ジョン』と名づけられています。


過去放送された野島作品で、今回ほど“動物”がクローズアップされているドラマは決して多くはないのですが、物語の中で登場した動物が、それまでの空気を少し変えてくれるような「スパイス」的な役割を担ってくれたものなら、あります。

“大活躍”したのは文句なしに、家なき子ですずの相棒だった犬のリュウ。‥ですけど、当作品は厳密には脚本を書いた作品ではないので、これは除外(笑)。筆者がとりわけ印象深いのは、ひとつ屋根の下に登場する、やはり、犬の「ケンケン」 でしょうか。

パート1、パート2ともに柏木家の一員として、可愛がられていました。後者の方は、どちらかというと“オチ”みたいな感じで、ケンケンが用いられるケースが多かった気もします。庭でテント暮らしをしていた和也と実希とのくだんにおいて、特にですかね。


この世の果てのセキセイインコ・「ブルー」も、たいへん忘れがたき動物です。この鳥が実は物語の中で重要な意味を持っていた‥といっても過言ではないくらい、随所で名シーンに絡んできます。なかでも士郎がまりあにブルーを授けた場面?

『幸せの青い鳥です』

そういって、はじめて彼女を抱いたんですよね(笑)。のちに、まりあから征司(豊川悦司)の元へと渡ったブルー。それぞれの人にひとときの幸福を‥‥あながち士郎の言葉も、違ってはいませんでした。


ドラマタイトルにまでなっている、アルジャーノン。「野島版」では今後、一体どのような“化学反応”を起こしてくれるのか、ネズミだけに要チュウ目 ‥といったところになりますでしょうか(笑)

ブログランキング・にほんブログ村へ

posted by はむ at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 野島的雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月12日

小説 「時穴みみか」

最初目にしたときは、筆者も『この“時穴みみか”って、一体なんのこと?』 素直に疑問に思いました。


そもそも読み方すら分かりませんよね。普通に「ときあなみみか」と読みます(笑)。まずは“みみか”の部分に触れておきましょうか。これは物語の主人公である、女の子の名前です。大森美々加ちゃん、ちょっと内気な小学6年生。

母子家庭でありながらも、ごく一般の家庭と何ら変わりのない、愛情に包まれた生活を送っていた彼女。ただひとつ、母親の恋人の存在にだけは、日々鬱々とした感情を抱いていました。そんな美々加がある日の下校途中、道でみかけた黒猫を追っているうちに、なんと“昭和の時代”にタイムスリップしてしまい...


と、ここまではよくありがちなSF系小説。和の感じの言うと、さながら「世にも奇妙な物語」な世界‥といった塩梅です(笑)。しかし、本作はそれらの類とは、だいぶテイストが異なりました。ただ単純な、タイムトラベルものではなかったのです。キーワードは、もうひとりの自分---



時空を越えてたどり着いた場所には今の自分と姿形が変わらない、もうひとりの自分がちゃんと昭和に“存在”がしており、しかも、それを美々加ではない、小学4年生の「小岩井さら」として、なぜか周囲も認識してしまっている‥‥。したがって美々加という少女が二人いるわけではありません。

彼女が“お世話”になる家族、学校の友達も‥‥みんなから『さらちゃん』と呼ばれることに戸惑い、当初はことごとく反発していた彼女。当然です。しかし、諦観にも似た想いで、次第にそれを受け入れるようになって、レトロ感に溢れたな昭和を、愉しめるようにもなります。それでもコンビニもファミレスもたくさんある平成の世に、なにより“本当の”母親に元へ帰りたい気持ちは片隅に持ちながら...

謎だらけの仕組み。ようやく物語の終盤になって、徐々にですが、彼女がふたつの時代を行き来した理由(わけ)がうっすらと見えてきます。‥これ以上書くと完璧にネタばれとなってしまうので、差し控えますけれども(笑)。‥ただひとつ、言わせてもらえば美々加があの時代に行ってきたのは何か「使命」のようにも思えましたね。そして最後、美々加はその使命を立派に果たしました。


私も過去に時間を巻き戻せたら‥と、何べんも想ったことはありますけれど、“別人”としてタイムスリップしても、せいぜいすることは限られてしまいます。親孝行もできないし、好きだったあの人に告白もできない‥‥。でも、縁もゆかりもない時代にいって、その当時の人々の心に触れるのも、決して悪いものではないのかもしれません。

人々の温かいココロだったり、その古き良き昭和の時代背景もたっぷりと伝わってくる一冊。平成生まれのあなたは昭和を覗きに、昭和生まれのあなたはあのときの日本に、少し“帰って”みませんか?

ブログランキング・にほんブログ村へ


ラベル:藤野千夜
posted by はむ at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 古書堂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月10日

「アルジャーノンに花束を」 視聴率編

「アルジャーノンに花束を」第5話...


ラストの咲人と梨央のキスシーン。実に美しかったですねぇ。夜の浜辺で熱い口づけを交わす、美男と美女。誠に絵になります(笑)

当話で劇的に知力が向上した咲人。お客さんからの注文を受けた冒頭のシーンでは、すずらんの花言葉を『幸福の訪れ』 だなんてサラっと言ってのけたときも面食らいましたけれど、亡くなっていたことを知らず‥蜂須賀博士のお子さんについて本人に尋ねてしまった場面、ありましたよね?

そのとき彼は『ごめんなさい』 そう口にしたんです。場の空気を察知したりすることも、手術によって可能になったのですね。個人的には運転免許の取得以上に驚きました(笑)。驚異的な成長スピードです。予告を見たかぎり、次回はその頭脳を鼻にかけた、ちょっと“嫌な部分”も見れてしまいそうな感じ。誰に対しても笑顔で優しかった「らしさ」は、刻々と失われていってしまうのでしょうか...


さて、物語も中盤戦に差し掛かりましたが、その盛り上がりとは裏腹に「視聴率」はあまり芳しくないようです(苦笑)。初回のみ二ケタで、2話目以降ずっと一ケタが続いている‥とか?しかし、この視聴率というのはなかなか曲者でして、数値の高低によって作品の良し悪しが決めつけられてしまう傾向が、大昔からあります。

まぁひとつの“バロメーター”となっていることは確かな事実なのでしょうが、「視聴率が低い=作品に魅力がない」とは決して限りません。たとえ率が芳しくなくとも名作はこの世にゴマンとあります。‥もっともそんなものに捉われず『良い!』と思った作品こそが、自分にとっての「真の名作」となり得るわけでして。したがって、周囲の雑音に惑わされることなく、私たちは野島版「アルジャーノン」の世界を愉しんで参りましょう。

‥とはいっても、あまりに振るわずに途中で打ち切りとなっても困るので、皆さんできるだけ“リアルタイム”でのご視聴を(笑)


ここからは持論なのですが、そもそも野島さんにかんしては、視聴率云々とかはそこまで気にしていないのではないですかね。それはもちろん良いに越したことがありませんけど、ある作品を境にしてそんなふうに感じるようになったのです。

若かった頃は『売れたい!有名になりたい!』当然そういった野心もあったことと思います。だから大勢の視聴者に求められるようなドラマを目指し、セッセと書いていた‥‥。かつて流行った、いわゆる「トレンディドラマ」と呼ばれたものが、その代表格です。ここで一定の評価と名声を得たあとは、今度は自分自身が本当に描きたかった作品を創るようになった‥いや、正確には創らせてもらえるようになった...


筆者が顕著に感じるようになったのは世紀末の詩という作品です。視聴率が以前に手がけてきた作品と比べてよくなかったこともあり「神話崩壊か?」だなんて、一部メディアで叩かれたりもしました。ただ、たしかにファンの目から見ても明らかにそれまでと異なる作風だったんですよね。そこで私が思ったのは『もう“万人ウケ”しなくてもいい。ただ描きたい作品をつくる』そういった真理に行き着いた暁が、あの作品だったのではないかと...


一応根拠らしきも、あるにはあって、当作品が日テレ初の野島ドラマであったこと(企画扱いだった、家なき子を除く)、つまり“恩”もないので視聴率などを気にすることなく、比較的、柔軟な姿勢で作品づくりに臨めたこと。もうひとつは二枚目俳優・竹野内豊をあ・え・て“三の線”で起用したこと。これについては彼のファンから少なからずバッシングもあったそうですが(笑)、野島さん自身は大層納得のいく作品を創れたのはないでしょうか。事実、“世界観”がよく表れた、その世紀末の詩というドラマには、現在でもかなり多くのファンに支持されています。


数多の人気ドラマを生んだTBS栄光の「金曜10時枠」。往時の頃を思えば現在のアルジャーノンに花束をの視聴率はいささか淋しい気もしますが、少なくとも脚本監修の氏が、それ自体を悲観していることはないでしょう。


“受け取って”もらえる人にだけ、想いが伝わればいい---

皆が同じ方を向かなくとも、ただでさえ 「世界には愛が溢れているのだから」
つい先日も耳にした、まるでそんなメッセージが聴こえてきそうです。


ブログランキング・にほんブログ村へ

ラベル:世紀末の詩
posted by はむ at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 野島的雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月02日

「アルジャーノンに花束を」 音楽編

「アルジャーノンに花束を」第4話...


視力1.2の、筆者の目の錯覚でなければ最後、ワンバウンドしたボールをホームランしてませんでした?イチロー選手も成し得たことがない※1咲人の「神業」に、未だ興奮冷めやらぬ、といった感じです。‥唐突に腕?を痛めて代打を送られた、檜山君のケガの具合も、地味に気になるところですが(笑)

それにしてもベースボールはいいですね。振り返ってみても野島さんが携わった作品には野球のシーンが盛り込まれるケースが多々あります。個人的に印象深いのが9回にインポのエラーでサヨナラ負けを喫してしまった、未成年人間・失格で衛と誠、親子の「キャッチボール対話」も忘れられません。野島ドラマでは野球というスポーツが、ドラマチックな演出に一役も二役も買ってくれています。


感動や盛り上がりを助長する役割を担っているといえば、「ドラマ主題歌」もそうですよね。こと野島さんの作品にかんしては、その選曲の仕方が独特でして‥。基本“書きおろし”が滅多にありません。要は該当するドラマのイメージに合わせて、アーティストに曲の制作を依頼する、みたいな?‥今日はこういった形式をとっているところがほとんどだと思うのだけど。

これについては、私も本で読んだのですが、野島さんの意向による部分が大きいそうです。なんでも“売れっ子”となってから手がけた多くの作品においては、主題歌や起用するアーティストを、独断でお決めになっているとか‥。たしかひとつ屋根の下の「サボテンの花」も、彼の強い要望があったようだし、この世の果ての「OH MY LITTLE GIRL」も、もともと野島さんが尾崎豊のファンだった‥そんな話も訊いたことがあります。

邦楽にとどまらず、洋楽も主題歌としてけっこう抜擢されているのですが、この辺は権利?の関係などで少々面倒な問題もあるようですね。それでも一度『コレ!』と決めたら、押し進めます。だから、好き(笑)。おかげでプライドの「I WAS BORN TO LOVE YOU」、未成年の「青春の輝き」などの“神選曲”が生まれ、これらの曲がリバイバルヒットを飛ばしたのも記憶に新しいところです。


ご多分に漏れず、「アルジャーノンに花束を」の主題歌も洋楽で、ベット・ミドラーが奏でる【ローズ】。

“花束”だから‥いや、主人公たちが花屋に勤めているからローズ?もちろんそんな単純な発想ではないのでしょうけど(笑)、しっとりとしたスローなナンバー。ドラマの雰囲気というよりかは、まるで現時点での、山下智久さんを表現しているような、どこか幻想的な感じです。

“現時点”といったのは、5話の予告CMを視たかぎりでは、咲人に今までにない変化が現れる模様。梨央じゃないけれど、『昔の方がよかった』 なんてことにならなければ良いのですが‥。次の展開が気になります。

最後に、『お前にも一つくらい輝けるところがあると思うんだよ』。 久人(いしだ壱成)が幼少時の咲人に向かって言っていたこのセリフ。‥なんだか泣けてきます(笑)





≪参考文献等≫
※1.ヒットにしたケースなら有
「尾崎本」
芸能人はなぜ干されるのか?

ブログランキング・にほんブログ村へ

posted by はむ at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 野島的雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。