2015年06月15日

Forever. -アルジャーノンに花束を-

連続ドラマをまともに視聴したのは昨年1〜3月クールの【明日、ママがいない】と【失恋ショコラティエ】以来、約1年ぶり。昔、夢中になって野島ドラマを追いかけていた‥あの頃ほどでは正直ないけれど、久々に“続き”が気になった作品...

今年4月の放送から1話も欠かさず視聴してきた「アルジャーノンに花束を」が、とうとう最終回を迎えました。半ば義務感にかられ(?)毎週金曜夜の予定をもう空けておく必要がないのだと思うと気楽な反面、若干淋しい気もいたします(笑)


まず本作品の全体を通した感想をいうと、咲人が脳の手術を受けるまではわりとたっぷりと時間をかけ、術後の中盤以降は駆け足で来た‥「急展開の連続」 そんな印象でしょうか(笑)。おかげで彼が遥香に好意を抱いていたのは判ったけれど、まさか彼女の方が咲人に恋愛感情を持っていたなんて、それまでの話の流れからすると、ちょっと読めなかったですね。

‥はい、筆者はダニエルさんの原作の方には目を通していなかったのだけれど、なんとなく元の‥利口になる前の咲人に戻って「あの頃のようにたくさんの人の愛に囲まれて幸せに暮らす」といった結末を予想していました。概ねラストはそれに近い展開となったわけだけど、違ったのは「別離」という道を選んだ咲人と遥香、両者の関係性。

そこに至るまでの経緯を考えると、やはり二人にはずっと一緒にいてもらいたかった‥かな。だから、彼女だけには決してハッピーエンドにはなりえなかったと思います。ただ、淋しさを押し殺して、事情も理解して、なにか吹っ切ったような明るい表情をみせてくれた最後の描写に、救われた気はしました。

薄々勘づいていたとはいえ、退行が判ったときの、小切手を“ちり紙”代わりにしてしまった、あのシーン‥。なかなかに「衝撃映像」でした(笑)。天才でいたときとのあまりの違い、ギャップにはさすがにショックを受けましたが、愛嬌のあったころの咲人を最後にまた拝めて『これもこれでアリなのではないか?』 懸命にそう思い直しました。

劇中、テレビモニターに映る主の声の合図にあわせて、私も何度かやった『あいきょでしょ!』 ‥‥もうジャンケンをすることは叶いません。けれど、彼はきょうもどこかの海で、あの無垢な笑顔を振りまいているのでしょう。白鳥咲人、 Forever!!




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ラベル:白鳥咲人
posted by はむ at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 野島的雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月08日

最終回に向けて -アルジャーノンに花束を-

読んだ本や世にも奇妙の感想をメインに綴っていた昨今...

今春「アルジャーノンに花束を」が始まったおかげで、当初ここで目指していた“ドラマレビュアー”に、少しは戻れたかなと(笑)。そんな私を「原点回帰」させてくれた作品も、まもなくエンディングを迎えます。


5日放送の最終回“イヴ”では、手術以降、表情にあまり変化がなかった咲人に笑顔が見られました。もちろん、昔のような屈託のないといったそれではありませんでしたが、アルジャーノンではなく、ようやくヒトらしい一面を覗かせてきた彼に刻々忍び寄る、ALG副作用の恐怖。

けれども、自らの身体のことより、病魔に侵された大切な友達の方を、私は優先したい---

もし咲人と同じ立場にあったなら、皆さんはどうするでしょうか。まさに究極の選択。ただ、こういった見方もできます。「知の巨人」となった咲人だからこそ、達した境地...


この話と絶妙にリンクしていたのが竹部のくだんでした。咲人の父親・久人と以前関わりがあったということ以外、謎に包まれていた過去が、ついに明かされました。いってみれば久人は「命の恩人」。しかも、直接的ではないにせよ、自らの命をも引き換えて---

こうしたショッキングな言葉の数々に、いつもやんちゃなドリームフラワーサービスの職員も、さすがに感傷的になっています(笑)。あの時間にして5分近い竹部による、命の“授業”。なにやら友の大切さについて延々と説いた【明日、ママがいない】の魔王様を彷彿とさせました。


‥今作品にかんしても「脚本監修」を務めたのが野島さんで、脚本そのものを書いたのは池田奈津子さんという方らしいですが、それでも“野島イズム”が受け継がれているなと感じたのは『疑いもせず信じてる』 、この冒頭にあったセリフ?

筆者も好きだった世紀末の詩においても、同様のものが見られました。疑いもせず、信じる‥‥なにかと物騒な現実社会ではなかなか難しいのですけど、肝に銘じておきたいお言葉。自分の周りにいる人たちに対しては特に、です。


でも、苦しいときや哀しいときこそ笑う。これなら誰でも実践できそうな気がします。状況をわきまえないと“KY扱い”されてしまう恐れも、ときにありますが(筆者がよくやります)、感情の赴くままに険しい顔をし、大切な人にまで同情をしてもらったり、ましてや泣かせたりしたくないですから。泣きたいときは、ひとりで泣く。‥怒りたいときは、ひとりで怒る(笑)。できるだけそうするようにしましょうか。


次回のラスト・アルジャーノン!いったいそれぞれが、どのような結末を迎えることになるのか。最後は‥やはり、笑って見れるようなハッピーエンドがいいですね(笑)


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posted by はむ at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 野島的雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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