2015年11月29日

世にも奇妙な物語 2015『映画監督編』 視聴感想文 ※ネタばれ注意

急に冷え込みはじめました。寒さに耐えきれず、電気ストーブを物置から引っ張り出してきた28日は、私にとって、さながら「タモリ祭」といった塩梅...


午前から【タモリと戦後ニッポン】という書物を読み、午後は、特にその予定はなかったのですが、コージー冨田さんのモノマネ動画に思いのほかハマってしまい‥。「いいとも」時代のタモリさんを懐かしく想いながら、あらためてモノマネの精度の高さに感心していた次第です。

以前コージーさん自身がタモリさんについて『あの方の間(ま)が好き』 そう番組内でおっしゃっていましたが、本当に細かいところまでコピーされていますよね。よく“セット”になって出演されていた原口あきまささんとのコンビは似ているだけでなく、かけ合いがひとつのネタとして見ていても面白くて最高でした。



序盤の“さんま”の元へ歩み寄っていく様が秀逸


そして、夜は○○おもいっきり「世にも妙な物語」 です。本家本元のタモリ(笑)。【映画監督の特別編】、ご覧になりましたか。

‥私は各作品ごと、手を叩いてましたよ。『すばらしい!ブラボー!さすがは映画監督の皆さま!』 と。まさに“ネ申”回。こんな素敵な世にも奇妙を同日に拝見したのは、いつ以来でしょうか。個人的には【映画の特別編】よりも上をゆく、高評価。春から7か月も待った甲斐があったというものです(笑)。先週約束したとおり、それではさっそく一本ずつ振り返っていきましょう。


最初は、まず【幸せを運ぶ眼鏡】 にズームイン。これにかんしては全体を通してみると『よくできているなぁ』 そう巧さのようなものを感じましたね。眼鏡の持ち主・涼太も最終的に幸福を手にしたけれど、でも、けっきょくは(メガネの)製造元に多大な利益をもたらしていたというオチでしょう?

そのメーカーも金がある人をあらかじめ選抜し、結婚に“目覚めた”彼も、美女とめでたくゴールイン。‥お互いのニーズが一致しているわけだから、何も問題はなく後味スッキリ(笑)。したがって、よくありがちな、美女が“差し金”であったとかではなくて、本当によかったですよねぇ涼太君にとっては。あんな山本美月さんのようなお美しい方が「婚活サイト」に登録していたこと自体が、実は最大の奇妙だったりして...


続いて阿部サダヲさんの【バツ】 。当初は『やっちまったなぁ』とか思ったんです。これまでも多くなかったですか?死を前にした者だけが見える‥‥そういったテイスト。その、まさにの筋書きに乗っ取って話は展開していくのですが、ラストはまずまず評価してあげても良いのでは?

少なくとも「電車事故」で終わってしまうストーリーではなくって、安心しました。さらにそれの上をいく恐怖でしたから‥ね。未来を予知したあとの、初野元秀演じる、阿部サダヲさんの妙に(?)さわやかな好演も光りました。


続きまして【箱】竹内結子さん。これには一杯食わされましたね。まさか、そうもってくるかと‥。え、監督はどなた?佐藤嗣麻子?‥この方、覚えておこう(笑)

すべて合点がいったというか、辻褄の合う終わり方をしてくれたのですが、逆になんか‥よりリアルな恐怖感がありました。突発的な脳の病気を患ったとき、実際たしかに“ああいう感じ”になるらしいのですよ。後ろからガツンとやられた‥みたいな? 今これを書いているだけでも怖くなってくる。ヒィ!

【箱】のように、ラストにドドッとくる作品は、後からもう一度見返したくなりますね。確認作業のごとく。優香さんの【あけてくれ】と、少しテイストが似てましたけど、私個人としては「見せ方」の観点でこっちに軍配。




中谷美紀【事故物件】。amazon風にいうたら、まちがいなく「☆☆☆☆☆」でしょう(笑)。単純なホラー系なのかと思いきや、意外にも色んな要素が同作品には詰めこまれていました。

無言電話に、分かりやすい女の霊と‥‥視聴者をさんざん恐怖に誘っておきながら、後半(CM明け)は一転し、ハートフルな感動系の作品へと早変わり。ビックリしたわ(笑)。女の子のくだんは意表突かれました。中谷さんの少しイッてしまった人の表情(後づけですが)なんかも、たいへん良かったと思います


最後は【嘘が生まれた日】。このタイトルって「愛が生まれた日」にかけてるの?‥いや、まさか世にもに奇妙にかぎって、そんなねぇ^^; ストーリー自体はけっこう練り込まれていたかと。ただ、「尺」の問題もあったのでしょう‥。笑いに走ろうとしているのか、シュールな感じに仕立てようとしているのか、途中から向かっている方向性がよく分からなくなってきます(苦笑)

なので今回の5作品の中では唯一、今ひとつな評価であったのは確かですが、主人公の回想シーンは‥けっこうヤバかったですね。若干ウルっと‥。私も歳をとりました(笑)。“トリ”に相応しく、ラストもハッピーエンド。でも、USOのない世界が現実にあったらどうなるのでしょうね。みんなが「本音」で意見をぶつけ合ったとしても、あれほどまでに悪口ばかりが飛び交う世界にはならないと‥‥思いたいのですけど^^;


全体的な感想としては、ヒトの「死」を意識させる作品が目立ったのと(5本中3本)、オチの持っていき方にもう一工夫加えてくれたものも多くて、先ほども言いましたように、かなり満たされた感はありました。

毎度このクラスの「世にも奇妙な物語」を見たいのですが、今回は25周年の記念イヤーということで特別扱いだったのでしょう。“以上”は望みません。ただ、できるだけ近いものを(笑)。‥いずれにせよ「奇妙・復活」を印象づけてくれる回となったのは、まちがいありません。今後にも期待しましょう!

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2015年11月28日

「野島ドラマ」お気に入りセリフPart.4

『ずっと先を見てるのよ!』


このセリフを見ただけでピンときた方。あなたも相当なツウです(笑)。

「ひとつ屋根の下」より。初回から、なんだか1990年代前半の作品に偏ってしまっている傾向がありますけれど、やはり‥この頃がいちばん野島ドラマにもパワーがありましたし^^;

くだんの言葉を口にしたのは内田有紀さん演じる日吉利奈。彼女がもう、今でいう“ツンデレ”タイプの女性で、プライド高き医師の卵・柏木雅也(福山雅治)のことを散々振りまわしてくれます。




ちょうど小梅の強姦事件があって、柏木家が揺れていた時期。長男の達也が兄弟の反対を押し切って、告訴をしようとし、孤立を深めているときでもありました。

利奈を恋人と呼べるのか‥やや微妙な間柄でしたが、ここでは一応そういうことにしておきましょう。雅也からそれを伝え訊いた彼女は、病によって女優生命が危ぶまれていた自らを小梅に当てはめてみることで、達也に一定の理解を示すのでした。


そこで出たのが、(達也は)ずっと先を見てるのよ! です。


彼女の強い口調に、怯んだ表情をみせる雅也。心身に傷ついた妹を、あくまでソッとしておきたい‥‥それまでの雅也にはまったく頭になかった思考。利奈のあまりにもリアルな、的を射た悲痛の叫びが、彼の心を突き動かした瞬間でもありました。


この言葉、今まさにタイムリー。

今の私自身に言ってあげたい。‥少しニュアンスは変わりますが、『もっとずっと先を見なさいよ!』と(笑)。忘れられない恋をし、いつまでも引きずり続ける自分に対して。

彼女に深い愛情を抱いた‥。でも、結ばれなかった‥。強気な利奈なら、こう一喝したのかもしれません。『それはそれでいいじゃん?』

要は逆境をも「次へのステップアップ」と捉えればいいということです。どんなときも人は前に向かって歩いて行かなければなりません。振り返ることはできても、過ぎた過去には、決して戻ることはできないのです。

久しぶりに心から好きになれた人と巡り逢えた事実に感謝をし、ふたたび‥今度は「真実の愛」を探す旅に出ればいい‥‥。私にはその機会を与えられた。ずっと先をみれば、この世の中、きっといいことだってたくさんあるのでしょう。彼女以上に愛せれる、心トキメク出逢いも、あるいは(笑)。利奈の言葉を胸にしまい、今を乗り越えていきたいと思います。

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2015年11月26日

「野島ドラマ」お気に入りセリフPart.3

『この世の果てです』


佐々木が言ったこのセリフ、忘れられません。新聞のラテ欄にも載らなかった小木茂光さん演ずる「佐々木」という男は、本当に脇役もいいところでした。そんな、一見地味に見えた彼が、実はドラマタイトルにもなるほどの“超重要”な言葉を口にしていた事実に対してのインパクトが、大。‥同作品においてそれを口にしたのは、けっきょく佐々木2回と、彼に便乗しての砂田まりあの母親が1回‥‥計3回だったはずです(全12話中)

ちなみに『この世の果てです』にかかる言葉のやり取りが、こちらになります。

まりあ 『その予知能力は子供の時から?』
佐々木 『私が帰って来てからです』
まりあ 『へぇ、どこから』
※第6話「すれ違う心より」


ドラマ、または本を読んだ方なら判ると思いますが、服役を終えて出所したばかりの身。まともに捉えると、あたかもそこは「刑務所」のようにも思えてきてしまいます。しかし、その後を読み進めていくと、どうも話はそんな単純ではないようで‥‥。佐々木はこうも言っています。復讐を誓った女に向けて『連れていきます』 とも。

では一体、「この世の果て」とはどのような場所なのでしょうか。それをこれから少し、想像してみます。


ドラマをみていれば、何となくイメージはつかめます。タイトルバックとエンディング時に流れた、枯木以外なにもなく、人の気配すら感じられない、あの冷たい砂漠のようなところ‥‥。佐々木のいう「この世の果て」が、もし、この地であるのだとしたら、私はもっと具体的となるヒントを、ある小説に見た気がします。

中河与一氏が書いた「天の夕顔」。夫がいる女を心の底から愛してしまう男が、もうすべての事象に疲れきり、山の中に入ります。ここに記されていたことが、私には「この世の果て」のような場所に、思えてならないのです...





わたくしは考えました。もし、寂しさということが、自分に背負わされた運命なら、自分はその運命に徹しよう。たとえ荒涼とした山の中にはいっても、そこに自分の心の住処があるのなら自分はそこで暮らしたい。どんなに不自由をしても、どんなに孤独に陥っても、この世の冷徹無残の中にいるよりは、いっそ天に近いところに行って、自分のかなしい生命を終った方がいい。自分が学校で天体物理をやったのも、何かそんな運命を予知していたのかもしれない‥‥‥

わたくしはそんな思いに駆られると、誰とも逢えぬ、とりわけ暮色蒼然とした寂しい雪山の景色が眼にちらつき、そのありさまこそ自分の心の風景であるように思われて来たのです。何もかもに冷たく、氷りはててしまった世界。そここそ自分にふさわしい住みかにちがいない。もし許されるのなら、自分は戦場に行って痛烈な死に方をしたい。しかしそれができないのなら、天に近い清浄の雪の中に、自分の身と心とを置いて、自分は自分の思いを高めよう ※第五章より


周囲の喧騒から、完全に閉ざされた空間。しかし、孤独な寂しさの中にいても、最後の「天に近い清浄の雪の中に、自分の身と心を置いて、自分の思いを高めよう」は、のちに“そこ”にいれば『平穏な心を取り戻せる』 と口にした佐々木の言葉を、まるで連想させるようでもあります。きっと「天の夕顔」の主人公が決死の思いで向かった、あの場所こそが「この世の果て」であったのではないかと---


けっきょく佐々木の思いが果たされることはありませんでした。それは、もしかしたら“復讐”という邪念があったからかもしれません。一方、報われなかった愛‥「天の夕顔」の主人公は山ごもりのすえに、あるひとつのこたえを導き出します。

「出逢えたことの喜び」

男はそう悟り、彼女と巡り逢えた運命に感謝して、自らに言い聞かすのでした。


‥先日もいいましたが、筆者もこれと似た思いをしました。愛する人と、今後も結ばれることはないのかもしれませんが、こんなにもたくさんの人がいる地上で、たったひとりの彼女と出逢えた奇跡に、感謝をしなければいけない。自分も不幸ではなく“幸運”であるのだと、あらためて主人公から教えられた気がします。

そういえば、中島みゆきさんの「糸」という曲にも、こういった歌詞がありましたね。

-逢うべき糸に出逢えることを 人は仕合せと呼びます-

「この世の果て」から、思わぬところへ話が飛んでしまいましたけれども、わたくしは愛のある世界に、ちゃんと“生還”したいと思います(笑)

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2015年11月23日

世にも奇妙な物語 2015『傑作復活編』 視聴感想文 ※ネタばれ注意

2週続けて挙行されるフジの“世にキミョ”祭り。その第一弾、「傑作復活編」が21日に放送されました。毎シーズン恒例の視聴感想文を、ならではの独自な視点で、今回もお届けしてみようと思います。






まず最初に、検索ワード急上昇中の【ズンドコベロンチョ】 いってみましょうか。

嗚呼、我々のズンベロが“今の人”たちのものにもなってしまい、なんかちょっぴり残念な気分(笑)。脚本をお書きになった北川悦吏子さんが、作品を事前に見たうえで『ギリギリセーフ』みたないことをおっしゃっていましたが‥たしかにムリがあったと思うんですよね。今の世にズンベロは!

元祖の草刈さんのときと違い、ネット社会隆盛の時代にあって、検索して(ググって)どこにもヒットしないなんてことは、ハッキリいって起こりえないのですから。したがって、それをいかに“妨害”しながら、できるだけ自然な形になるよう、混乱に陥る主人公という様を描きたかったはずです。‥はい。努力の跡は窺えましたが


決して自然ではなかったですね(笑)


不自然極まりない。‥けれども、キャスティングに救われた感じはします。私はイケてるリーマン役に誰を充ててくるのかなぁと、リメイク決定当初から気にかけておりましたが‥‥藤木直人さん?うん、彼は非常にズンベロっぽいですよ。適任×2!堕ちていく過程とそれまでのエリート風味なあの難しい「ギャップ感」を、見事に体現してくれていたと思います。現代版【ズンドコベロンチョ】、なるほどギリギリセーフ。


藤木さんもそうですが、今回の“世にも”は全体的に、キャスティングは非常に巧かったと。なかでも【ハイヌーン】 。これにはやられましたね...

まさかの和田アキ子(笑)。でも、たしかに“元祖”の玉置浩二氏のキャラがあまりにも強烈すぎでしたので、あれに匹敵しよう作品をつくろう思ったら、アッコさんくらいの進撃の巨人級?なインパクトは、必要だったかもしれません。‥‥にしても、男役とは(笑)

【ハイヌーン】で感心したのは“再現性”のパーフェクトさ。これは本当に素晴らしかったですね。何から何まで“当時”と一緒。店の佇まい、客層、学生風の男のセリフ回しとか‥あの小さい男の子なんて、平成27年にタイムスリップしてきたのではないか?そう思えるくらい、忠実。もちろん、アッコさんだって忠実。ただ唯一、あそこまで気合い入れて玉置さん、オーダーしてませんでしたけどね。‥さぁ皆さんもご一緒に


『親子ドン!』


【思い出を売る男】木梨憲武さんがよかった!いやいや、最高でしたね。彼もまた、元祖である小堺一機さんの“遺伝子”を受け継いでおりました。

大きく違ったのは、子供が女の子だった点?ラスト、感慨深げに彼女に触れていたシーンは、言葉はなくとも、記憶は失くしても‥‥彼の中にまだ、あの頃の「感触」が残っていたということでしょうか。‥泣かせますねぇ。“ホームレス”の描写がかなりリアルになって、若干引きそうになりましたが(?)「感動」がそれに打ち勝ってくれました。

あと借金取り立て屋の男、最後に一万置いて『たまにはこれで美味いモノ食いなよ』そう言ってましたっけ。元祖より幾分優しく(笑)。奥さんからの電話を受けて、主人公を呼びに来るアパートの大家と思しき中年女性‥。あの方って元祖にも“同じ役”で出演されてませんでした?【ハイヌーン】再登板の六平直政さんといい、細かいとこ突いてくるなぁ今回の世にキミョは。


【イマキヨさん】 。う〜〜ん。私はどうしてこの作品が投票数1位だったのか、不思議でならないんですよ。元祖の主人公が松本潤だからとかしか、正直思えない。ぶっちゃけ、皆さんどうです?そんなに奇妙ってましたか。

松潤によって作品好感度が上がったのだとすれば、そのイメージをできるだけ壊さなぬよう、リメイクでも若手イケメン俳優を起用してきたのでしょう。野村周平‥か。今作で初めて彼のことを存じましたけど、うん、たしかに凛々しいお顔をされていますね。‥以上! 相変わらずオチのインパクトが弱く↓↓↓



君に「罪」はない

【昨日公園】 にかんしては、主人子を取り巻く環境設定がだいぶ変更されていました。まず男二人から女二人の友情へ‥。小道具にフルートを用い、妙な黄金に光る雨?が降り注いでループ!ただ、親友の逝き方と、オチの持っていき方は元祖とほぼ同一でした。

この作品もそこまで当時印象に残らなかったのですけど、人気が高かったのは、堂本光一さんの影響なんじゃないの?実際のとこ‥。解かりませんが。同じループなら榎木孝明さんの【笑う女】とかの方がゼッタイ秀逸作だと思うから、今後への参考にしてみてください。「ジャニ<世にキミョファン」で、どうかお願いします(笑)


来週の「映画監督編」はさらに愉しみです。私も2週にまたがって、珍しく“連投”を予定。世にキミョ祭りはこれからが、本番です!

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2015年11月14日

「野島ドラマ」お気に入りセリフPart.2

今秋、福山雅治氏が結婚したことにより「最後の大物独身俳優」などとも誌上でいわれる竹野内豊さん。かねてからお噂になっている、あの彼女との行く末はどうなるのでしょうか。ファンならずとも、気になるところです。


その竹野内さんが数少ない(?)女性にモテない役を演じた「世紀末の詩」。私が今でも大切にしている、野島脚本作品のひとつです。

同作品の小説版を読んでいると、先日ここで書きましたが“活字”でみて、あらたな「気づき」がありました。第3話【狂った果実】。この話で主人公の野亜亘が、津田愛美に向かって口にしていた言葉...


たとえ相手が死んでしまったとしても、心に永遠に焼きついて離れず、もう誰とも恋をしようとは思わない。その回路が消滅するような、そんな唯一のものが、愛 ※P58より


このセリフ、物語全体を通してみれば、それほど重要ではないのかもしれませんが、実はかなり核心をついていたのでは?強くそう感じました。

といいますのも、今年に入って、筆者も亘と同じような体験‥つまり失恋をですね、それをしてしまいまして、非常に理解できたのです。ドラマ放送当時はピンとこなかったものが、実際自分の身に起きてみて、より痛切に。失恋云々よりも、どちらかといえばその後に沸き起こる、恋人への熱情...


忘れられないんです。どうしても。忘れようと努力しようとしても、その寂しさを埋めようと、新しい相手を探そうと思っても‥それができない。異性をもう異性として見ることができなくなってしまったのです。

こうした、なかなか立ち直ることすらないできないような感情は初めてで、本でいう、まさに恋をする「回路」が消滅した状態に陥ったのです。すなわちそれは、失恋相手を心の底から愛していたことになるのでしょう。まぁ私の場合は“一方通行”ではありましたが(苦笑)

自分の肉親に対しても同じで、やはり、代わりなどいるはずもなく、まして忘れることもできません。心の中で永遠に留まり続けるので、これも「愛」の一種と呼べると思います。

それほど時間が経っていないから、今後どうなるか分かりませんけれど、まだしばらくは、その報われない、愛する相手を想いながら生きていくことになりそうです。


‥報われないと知りながらも、それでも『二人が同じ星座だと信じている』と唄う、コブクロさんの【流星】という曲(ドラマ「流れ星」の主題歌)には、いつも励まされています。遠くにいても、引き離されても、一途に相手を想い続ける気持ち。“代わり”になる人も、決して存在しません。

こうした想いの数々が、すべて歌の中につまっている同曲は、「世紀末」の観点からいうと‥‥愛のソングといっても過言ではないでしょう。しかも究極です。‥少し本編から飛んでしまいましたが、竹野内さん繋がりで(笑)


ふたたび愛する人が見つけられないにしても、私の中に『まだあんなにも、まっすぐに人を愛する気持ちが残っていたんだ』 それが気づけただけでもよかったし‥たしかに辛くはありましたが、相手に対しては出逢えたことへの感謝の念も、持たないといけません。

しかし【流星】のごとく“生きている”相手を想い、待ち続けるのが愛ならば、ある種、愛とは「修行」とも言えそうですね(笑)





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2015年11月10日

「野島ドラマ」お気に入りセリフPart.1

共鳴しました...


加藤浩次が「たくさんモテたい」ノブコブ吉村を一蹴 その持論がカッコよすぎると話題に ※livedoorNEWS


このニュースサイトの記事で加藤さんがおっしゃっていた『1人にモテりゃ良いのよ。1人にモテたら勝ちよ』というお言葉。

‥そうなんですよね。私も以前は吉村さんのように複数の異性から“モテたい”と思っていたクチですけど、今は本当に1人でいい。別にカッコつけてるわけではなく、恋愛に対する考え方、そのものが変わってしまったのです。その1人のヒトからおもいっきりモテて、こっちもその1人だけを、おもいっきり愛したいという...


でも、わりと最近になってからです。それまで自分のことだけを、自分の幸せだけを考えて生きてきましたが、愛する人と出逢って、私もようやく「誰かのために生きる」そんな生き方も悪くはないんじゃないか?真剣にそう思い始めました。

‥気づいたんです。“自分のため”よりも、“愛する人のために”の方が、よりパワーが大きいことに。「その人の幸せが、自分自身の幸せでもある」お互いがこの“境地”に達せれば、二人の仲が上手くいかないなんてことは、絶対に起こりえないのです。ただ、最初から二人が同じくらいの愛情を持っているとも限らないし、そこまでにいくのには、けっこうな時間を要するかもしれませんね。


野島脚本ドラマはそういったエッセンスを含んだ作品が相当数あったのにもかかわらず、一体私は今まで何を視てきたのでしょうか(笑)。一番のヒントとなり得る作品は、私は【ひとつ屋根の下】にあったと思います。最終回で先輩と“タイマン”を挑む際、柏木和也が口にした、実に男気あるセリフ...


失うものがない奴より、守るべき人がいる
その方が強いんじゃないかってね



数々の名言(迷言?)を残してくれた同作品にあって、これはベストスリーに入る、名ゼリフではないでしょうか。和也にとって守るべき人とは「兄弟」でしたが、恋愛でも当てまはると思います。したがって、今の私に置き換えていえば、失うものは‥自分もさしてないのですけど、この“守るべき”にあたる部分の人を、早くみつけたい‥(笑)。暁には和也のごとく、もっと内面から強く変われるような気がしてなりません。


もちろん忘れがたき印象的なシーンでしたが、放送当時、実はぜんぜん別のことが気になってしまい‥。誰がどう見てもタダナラヌ様子であったのに、姉の小雪は和也を置いて、ひとり、達也の(マラソンの)応援に行ってしまうんですよね。いくら和也に『警察は呼ぶな』と言われても、他に手立てはあったと思うのですけど(笑)。おかげで和也はボッコボコ(^^;

直後の、感動的なマラソンシーン。そこでチューリップさんが奏でる【青春の影】が、かかります。この曲にある歌詞の一部分...


自分の夢を追うことが 今までの僕の仕事だったけど
君を幸せにするそれこそが 僕の生きるしるし



まさに。 愛する人を幸せにすることが、僕の生きるしるし‥だなんて、とても素敵ですよね。今の心境としては、自分も一度でいいから、こういった生き方をしてみたい。

色んな人からモテる必要性はまったくありません。ただ1人のヒトだけを心から愛し、愛され、共に道を歩んでゆく‥‥。絶対、そっちの方が充足感ありますって。ノブコブの吉村さんも!(笑)



後世にずっと伝えたい名曲ですね^^


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2015年11月03日

こりゃ「スンベロ」どころの騒ぎじゃないゾ!?

どうも、ご無沙汰しております。
わたくし、皆さまに伝えたいことがありまして急きょ‥‥奇妙の世界より舞い戻ってまいりました。


いやいやいや、「世にも奇妙な物語」の放送日が、こんなにずれ込むことになるなんて。だって11月の終わりでしょう?もう季節でいえば“冬特”だよね(笑)

本題に行く前に、まずドラマエキストラ‥ですか?今回もダメだった!募集があるたび、これまでもトライしてみてはいるんだけど。平日とか、稀に時間帯が早朝であるにもかかわらず、一度も引っかからないとは!相当倍率が高いんかねぇ。 ‥リアル世にも妙。


待った分だけ「2週連続放送」っていうのは嬉しい誤算やったね。“ズンベロ”リメイクなどで、最初の【傑作復活編】を楽しみにされている方が、オールドファンを中心に大勢いらっしゃると思います。‥ただ、『ちょっと待てよ』 と。

次の【映画監督編】 の方?詳細を追えば追うほど、な〜んか“良作臭”がプンプンと漂ってくるんですよ。長年の勘から、このラインナップを眺めていると、かなり期待しちゃってもいいんでないのー??


yonimo.kimyo2.jpg
10/21付 スポーツ報知より


【バツ】 阿部サダヲ コメント:主演からしてもコメディの要素が大

【幸せを運ぶ眼鏡】 妻夫木聡 コメント:冴えない男に突如舞い降りてきた幸運アイテム!しかしラストは‥‥こういう展開のやつ、個人的に好き(笑)

【箱】 竹内結子 コメント:もしかしたら、私が求めている奇妙“テイスト”がここにある予感。狭い箱の中に閉じ込められた竹内嬢‥一体どうなる?

【事故物件】 中谷美紀 久々王道ホラーきたぁ(><)って感じ?演技派・中谷嬢を「リング」の中田秀夫監督がどう染め上げる?!

タイトル未定のもう一本(呪怨の清水崇監督)を加えての、計5作品。うほ〜なかなか中身濃いすなぁ。放送日が待ち遠しいです。25周年という節目の年に、とびっきりの奇妙!史上最高な「世にも奇妙な物語」を視聴者に届けてくれますことを、一同願っておりますぜい☆

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ラベル:映画監督編
posted by はむ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 世にも奇妙な物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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