2011年12月26日

光と影の奏者 ≪尾崎豊さん≫

きっかけはドラマ「この世の果て」の主題歌に起用された
尾崎豊さんの Oh My Little Girlでした。


わりと静かな曲調であるのと、ドラマじたいが悲劇的なものであったせいか、
なんとなく“哀しい曲”なイメージがあります。

ただ、歌詞を見てもわかるように、本当はかなり甘めのラブバラード。
なのに、どこか淋しげな感じが“この世”の雰囲気とマッチしていました。
このあたりの選曲がさすがですよね。


前から感じていたのは、尾崎さんがつくられた曲と野島伸司さんのドラマ。
これがなんとなく似ている点。

たとえば尾崎さんの「きっと忘れない」という曲には明るい“希望”があり、
反面『なぜボクは生れてきたのか?』の歌詞が印象的な「永遠の胸」には
ある種“絶望”のようなものが感じられます。

同じ方の曲には思えないような、両極端の世界観がそこにあります。


「陰と陽」 「黒と白」 「生と死」‥‥


野島さんが手掛けた数々のドラマでも、この傾向が見受けられますよね。
3部作といわれた「高校教師」「人間・失格」「未成年」はかぎりなく “”、
「ひとつ屋根の下」や「101回目のプロポーズ」には明るい “”。

おそらく“つくり手”に「両面」があったのだと思います。
でなければ、作品に“投影”するのは困難でしょう。

ドラマの中でよくでてくる言葉。 『パンドラの箱』
絶望な状況下においても、かならず“希望”は残されているのが、野島ドラマの特徴ではありますけど。


私は「OH MY LITTLE GIRL」で尾崎さんを知り、もっと彼がつくった
曲を聴いてみたいと思うようになりました。

当時はグレていたというわけではないのですが、どちらかというと
心を閉ざしがちで孤独なときを過ごしていました。

そんな頃の自分に、尾崎さんの曲がダイレクトに伝わってきたというか、
『独りじゃない。オザキがいる!』 そう思わせてくれたんですよね。

それで励まされて、勇気づけられて‥。尾崎さんの曲には救われました。

私と同じように“亡くなってからのファン”って方も、結構いる思います。
尾崎さんの「魂の声」は新しい世代によって、これからもずっと歌い継がれていくことでしょう。


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posted by はむ at 21:27| Comment(0) | 過去作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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