久々に味わえた感覚
現在(いま)これほど胸が熱くなるドラマがあるでしょうか
もっと現代(いま)の人にも、知ってもらいたい
あんな「仲間」たちを持てた、主人公たちを心底羨ましく思いました。
まずは登場人物ひとりひとりを振り返っていきながら、ドラマを回想します。
■ 藤木貴子(鈴木保奈美さん)
頼りがいのある、芯の強い女性。いつもみんなの中心でした。
けっきょく3人の男性を惚れさせていたんですよね(笑)
今、貴子のような「仲間」を意識させてくれる教師はいるのでしょうか。
きっと自身が巡りあえた「仲間」あっての、指導法なのでしょうね。
■ 高月健吾(唐沢寿明さん)
男なら一度は直面する?『仕事(夢)をとるか?女をとるか?』の選択を迫られ、
健吾は仕事の道を選んだわけですよね。もちろんそこには複雑な事情が絡んで
いたのだけど、代議士のお父様も一度は健吾に委ねただけに、貴子と結ばれて
ほしかった気も‥。最後が最後だけに、あとで余計にそう思えてきてしまいます。
■ 神野時男(江口洋介さん)
実世界において苦手なタイプといえるが、今の自分に近い感性を持って
いるのは、この時男でしょうか。基本「自由人」(笑)それでも誰よりも熱い
ハートを持っていて、誰よりも仲間たちを想うココロがありました。
好きな女が身近にいて、その女と付き合う男もこれまたすぐ近くにいる‥。
特に学生時代はこんなことも起こりえますよね。私は経験ありませんが(笑)
■ 飯森則子(洞口依子さん)
実はこの女優さんとよく顔が似ているんです!あ、自分は男ですけどね。
なぜか親近感湧いちゃってw ‥ってストーリーとは関係ありませんでした。
一般的にはこの“ノリタイプ”の女性が多いのではないでしょうか。俗にいう
「平凡型」。だからノリはいつもキラキラしてた他の仲間に劣等感を抱いて
いたみたいだけど、「平凡」こそが本当の幸せだったのではないでしょうか。
最終回をみて、それを強く感じました。
■ 塚原純(石橋保さん)
ものかきを目指していただけあって、言っていることは理路整然として
いるんだけど、どこか頼りなくて決断力もない。彼女が子供まで授かって、
男側からみればもう腹を据えなきゃいけない状況下にあるのに、自分の
人生『このままでいいのだろうか?』 だなんて、まだ迷ってしまう‥。
煮え切らない印象があったけど、純もまた“現実”をとるか“夢”を取るかで
悩んでいる時期もあって、オーバーラップした男性も多かったはず。
■ 斎藤尚美(中島宏海さん)
このナオミのような女性が今の若い子たちには多いかもですね。高飛車で
意外と短気(笑)仲間内でも色々引っかきまわしていました。『こう来るか!』
って感じでラストは驚きましたけど、幸せのカタチは“人それぞれ”ってことに
なるんですかね。女ゴコロは難しいです‥ はい。
■ 倉田篤(中野英雄さん)
後年、中野さんご本人がなかなかこの役のイメージが拭えなかったと
おっしゃっていたそうですが、たしかにうだつのあがらないサラリーマン・
チョロ役が“ハマっていた”かもしれません(笑)
私の好きな海援隊「スタートライン」という曲のなかの歌詞。
『素直な奴ほど傷ついてしまう みんな上手にふざけているのに』
社会人になったチョロはまさにこういった感じ。社会に出ると“イイひと”ほど
損をしてしまうことが山ほどあります。でも、世渡り下手で不器用だったけど、
チョロには話を聞いてくれる「友」であり、仲間がいた。裏返せばあそこまで
頑張ってこれたのは「友」たちのおかげでもあるんですよね‥。
こうして振り返ってみると、現実と夢・仕事・結婚・出産、不倫や正義‥
若い人がこれから避けては通れなかったり、直面してしまう可能性もある
「キーワード」がこのドラマの中にはたくさん登場してきます。
私も社会にでた人間のうちの一人として、あらためて考えさせられることが
ありました。恋愛や仕事だけが人生のすべてではない。ときには羽を休めて、
友と語り合おう‥。
どれだけ歩いたら人として認めてもらえるのだろう
いくつの海を越えたら白い鳩は砂地で安らげるのか
友よ、その答えは風に吹かれている
※「愛という名のもとに」より

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