2016年02月15日

「野島ドラマ」お気に入りセリフPart.15

「時間が解決してくれる」 よくそう口にする人がいます。


あれからしばらく時間が経ち、「喪失感」も徐々にではありますが、たしかに薄らいでまいりました。でも、やはり女々しい私はダメで、好きだった彼女のことを想って苦しくなってしまいます。それは、たとえばこんなとき...

先日、髪を切りに行きました。いつも、そこまで極端に髪型を変えることはありません。にもかかわらず“彼女がいた頃”は、その髪を切った自分に毎回気づいて『短くしたね』などと、声までかけてくれました。

彼女にとっては、ただ単にコミュニケーションの一環であったのだと思いますが、その行為、わずかでも私に関心を持っていてくれることが、たまらなく嬉しかったのです。髪を切ったことに気づき声をかけてくれる異性‥大好きだったあの彼女も、今、自分の近くにはおりません。

もともと、歳が十も下でありながら、それでいて妙に「世話好き」なところがありました。そこがまた、たまらなく愛おしくて、同時にどこか“懐かしい”感情も覚えた。‥たぶん、いつも幼き日の私の手を引っ張って歩いた幼なじみのミー子と、彼女の姿が重なってみえてたから。ミー子の“幻影”を、私は彼女に見ていたのです。


変わった自分を見てくれる、いちばん見せたい相手がいなくて、虚しい‥‥。髪を切るのは自分のためだし、また、新たな恋を獲得をするための手段といいますか、わかりやすい「表現方法」でもあるのに、いなくなったヒトのことを第一に考えてしまうのは、まだまだ何事も“彼女本位”でいるのでしょう。そんな自分がつくづく嫌になります。


しかしながら、彼女との出逢いによって、私は根本から変わりました。『かっこよくなりたい』 大人になるにつれ、いつしか失われていた「美」への切望が、ふたたび湧き起こったのです。

いうまでもなく彼女を振り向かせるためであり、お付き合いできた暁に、恥ずかしい男でありたくないといった、いささか不純な動機(苦笑)。‥それでも何でも、私はかっこいいヒトになりたいと、身体の芯から思うようになりました。


彼女と向き合える日がくるのかどうか、誰にも未来は分かりません。ですが、彼女との出会いは自分自身にとって、大きなプラスであったと感じます。彼女と巡りあえなければ、あのまま萎れていった可能性も否めないでしょう。

ヒトとして、男として、もう一度輝きたい。輝いてみたい‥‥切にそう思えたのですから、たとえこの先、どんな未来が待ち受けていようとも、私は彼女という唯一の存在に感謝しなければなりません。


なにかしようと思ったときから、人は、もう変われたんだと思います


【101回目のプロポーズ】より、岡村涼子が達郎に贈った“労い”の言葉です。愛する薫を喜ばせたい‥ただその一念で、サラリーマンである彼が縁もゆかりもないピアノを習い始めて、本当にショパンを弾いてしまいました。

もちろんこれは架空の話ではありますけれども(笑)、ヒトが恋をするときに生じる、凄まじいパワー。その力は絶大です。想いが本気であればあるほどに...

道すがら。自分の場合、まだ本当に変われたのかどうか分からない、「主観」でいってこのセリフを伝えること自体、若干抵抗もなくはなかったのですが、本気にヒトを恋した私はきっと“変われる”‥今は、そう信じています。



※台詞ばかりの単なる「ノベライズ本」ではありません。達郎や薫、それぞれ登場人物の視点からみた心情もよく描かれていて、小説として読んでも非常に面白いです!おすすめ。


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posted by はむ at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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